下田が東西対抗初出場!
第72回全日本学生剣道選手権大会と第71回全日本学生剣道東西対抗試合が6月30日に武蔵野の森総合スポーツプラザにて行われた。駒大からは、全日本学生剣道選手権大会に主将の坂本陸(G4)と下田慎太郎(法3)の2人が、全日本学生剣道東西対抗試合には下田慎太郎が次鋒で出場した。結果、インタビュー(駒大のみ)は以下の通り。
結果
◆全日本学生剣道選手権大会
坂本 陸(G4) | |||
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1回戦 | ● | コメ○ | 小倉(同志社大) |
下田 慎太郎(法3) | |||
---|---|---|---|
2回戦 | ○ド一本勝 | ● | 中村(金沢大) |
3回戦 | ● | コド○ | 飯田(大東文化大) |
◆全日本学生剣道東西対抗試合
●東軍ー西軍○(不戦2)
次鋒 | 下田 慎太郎(法3)● | メ | 先鋒 | ○舟迫仁也(鹿屋体育大) |
戦評
◆全日本学生剣道選手権大会
坂本はこれが大学最後の個人戦の大会で、一つでも多く勝ち進みたい場面だ。しかし、初戦の小倉(同志社大)との試合で一本を狙いたいが相手に攻められる展開が続く。攻めたい坂本は一足一刀の間合いから面を打ったところ出ばな小手で一本を取られてしまう。後がない坂本は積極的に攻めるも相手に全て避けられてしまう。小倉(同志社大)の行為が消極的と見做されて反則となると、両者積極的に動いて攻めあう展開になる。
シードの下田は初戦で中村(金沢大)から試合終盤の面返し胴で一本勝ち。しかし3回戦の飯田(大東文化大)との試合では、開始早々面に対して出ばなの小手を打たれて一本を先取されてしまう。なんとか追いつきたいところだが、下田は面返し胴で2本目も取られてしまい、敗退となった。
◆全日本学生剣道東西対抗試合
東軍の次鋒に選出された下田は、西軍の舟迫(鹿屋体大)との対戦。下田は相手に終始押される展開で、なかなか一本が取れず、相手が反則をした直後に面を打たれて一本を許す。その後追いつくことができず、一本負けに終わった。なお試合は、西軍が2人残して勝利した。
インタビュー
◆中 清剛監督
ーー今日の試合を振り返って
「力不足で、波に乗り切れなかった。これから先しっかり稽古を頑張りたい」
ーー良かったところ
「自分の課題が見えた。これが通用しないとか。これから先の取り組み方がわかった」
ーー反省点は
「力不足だった。監督としても、通用しないことがわかった。さらに練習方法を変えて取り組み姿勢を持っていきたい」
ーー今日の大会を見て部に持ち帰りたいことは
「勝負に対する気迫や打突時の足の使い方、手の振りを習った」
ーー次の大会は
「全日本出場と関東大会で入賞できるように頑張っていきたい」
◆坂本 陸(G4)
ーー今日の試合を振り返って
「個人戦ということで一人一人課題を持って戦ったが、思うような結果が出ず悔しい」
ーー今日の調子
「悪くはなかったが、全国大会なので相手が強く、良いところを打たれてしまったが、良い経験となったと思う」
ーー今日の反省点
「少し焦りの部分が見えたため、焦らず自分の剣道が出来るよう頑張りたい」
ーー普段戦うことのない地域の人との対戦はどうだったか
「各地方から勝ち抜いてきた様々な選手や試合を見ることが出来たため、良いところを真似して、自分のものにしていきたい」
ーー夏に強化したいこと
「夏合宿を部員全員でやるので、体力面を強化したい」
ーー今後の目標
関東?全国大会の団体戦がこれから控えているので、またチーム一丸となって頑張りたい」
◆下田 慎太郎(法3)
ーー今日の試合を振り返って
「今日は本戦も東西大会も自分の力を存分に発揮できなかった」
ーー今日の調子はあまり良くなかったのか
「調子が悪かったというよりも、気持ちの面で、全国という舞台で日本一を目指す選手の中で、相手に対しての気持ちが少し劣っていた分、技や攻め方すべてが後れていて思うように自分を動かせなかった」
ーー東西対抗初出場の感想は
「東西を代表する選ばれた人しか出れない大会なので選ばれなことが光栄。できれば勝ってチームを盛り上げたかった」
ーー普段戦うことのない他地域の選手との戦いを通しての感想
「普段戦っている関東地域とは少し剣風が違った。地域ごとに特色のある剣道があったので、他地域の人と剣を交えることは大切だと思った。そうした他地域の人にも対応できるような練習をしないといけない」
ーー次の大会の目標と夏に力を入れたいことは
「次の関東学生剣道優勝大会では、まずは全日本学生剣道優勝大会出場とベスト8以上に入ることが目標。夏は体力強化と、試合の組み立て方を見つめ直して、良かった自分をさらに越えれるような練習をやっていきたい」
執筆者:森山 蒼斗