学部?大学院Academics

経済学研究科委員長挨拶

economics_shirota2023経済学研究科委員長:浅田 進史

グローバル化?情報化がすすんだ現在の経済社会は、複雑かつ高度化しています。経済学研究科は、このような経済?社会的変化に対応できる経済のプロフェッショナルの育成を目的にしています。また、リカレント教育として経済学や経済問題についての専門知識や教養を高めたい社会人も積極的に受け入れています。

本研究科は1967年の設置以降、数多くの修了生を国内外に輩出してきました。大学や研究機関、企業、学校、税務などさまざまな場で、その培った専門知識を生かして活躍しています。

本研究科のカリキュラムは、経済学の基礎分野から、経済学の応用分野、さらに資格取得に結びつく実践分野まで広範な科目が配置されており、多様な教育?研究ニーズに対応できるものになっています。そのために必要な教員を十分にそろえており、経済に対する広い視野、バランスのとれた思考、問題解決の多様なアプローチを身につけることができます。

修士課程には3つのコース制(研究コース、税制?財務コース、キャリアアップコース)が導入され、目的に応じて体系的、効率的に学ぶことができるようになっています。また、主たる指導教員に加えて関連分野の別の教員も指導に参加する研究指導体制が導入されており、多面的な指導を受ける機会を得ることができます。

経済にかかわるさまざまな現象を分析するのが経済学です。経済学は多種多様な分野に分かれていますが、大きく分けると理論、歴史、政策の3分野があります。もともと「経済」の語は、中国古典の「経世済民(もしくは経国済民)」に由来します。「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」の意のとおり、治世一般を意味しました。幕末以来、Economyの訳語として「経済」があてられ、経済学としての専門知が洗練されてきましたが、この「経済」という言葉の由来から、経済学のもつ視野の広さを読み解くことができるのではないでしょうか。わたしたちの生活をいかに豊かなものにするのか。その考究のためには、経済社会の変化についての歴史と現実を明らかにしなければなりませんし、その現実を説明できる理論が必要になります。さらに、その現実に応じた政策も求められます。だからこそ、経済学は、理論、歴史、政策の3分野の総体になるのです。そして、その基盤には人びとの日常の生活へのまなざしがあるといえるでしょう。

なお、本研究科では社会人の大学院入学を積極的に受け入れています。社会人の方が大学院に入学し、修士号を取得できるように、科目によっては平日夜間開講や土曜日開講も提供されます。例年、6月と11月に大学院相談会が実施されます。大学院での専門的な学びを検討されている方、あるいは税理士受験を検討されている方の参加を歓迎いたします。

経済学研究科委員長:浅田 進史

学部?大学院

大发888体育_dafa888唯一登录网站-【官方认证】