硬式野球部

DATE:2024.09.01硬式野球部

【開幕直前企画】最短で再び1部へ 主将、エース独占インタビュー

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春季リーグで活躍した両選手
(左から柳野、髙井)

9月2日に開幕する東都大学野球2部秋季リーグ。駒大野球部は昨秋最短で1部に復帰したが、今春の入替戦で東農大に敗れ、再び2部へと戦いの舞台を移す。今春のリーグ戦には一塁手として出場し、主軸として活躍した主将の柳野友哉(社4)と、投手陣の柱として活躍した左のエース?髙井駿丞(しゅんすけ、経4)に、春季リーグの反省や秋季リーグへの意気込みなどを聞いた。

※取材は6月下旬、入替戦終了後に行いました。

◆柳野友哉

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ーー入替戦を終えて
「負けるべくして負けた。応援をしてくれている方たちには、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。でもある意味、駒澤が強くなるためには必要な負けだったのではないかと思っている。もちろん1部に残留して、秋も神宮球場でやりたかった。その思いはとても強い。しかし、1部で優勝を目指せるチームを作るには、今のままではダメと言う事は明白。だからこそ、勝ってしまっていたら(今のままでいいと)勘違いをしていた部分があったかもしれない。そういったことも踏まえて、負けてよかったのではないかと思う」

ーー昨秋以来の2部降格となったが
「2部降格。この事実をしっかりと受け止めて、何がダメだったのか、何が必要だったのか、それを考えて一歩ずつ焦らず進んでいくことしか考えていない」

ーー足りなかったと思うところは
 「すべてだと思う」

ーー1部での戦いを通して感じたこと
1部で勝つことの難しさ。2部で優勝したからといって、1部で勝てるとは限らない。1部で勝つチームはどういったチームなのか、それをずっと考えながら、このリーグ戦を戦っていた。なかなか勝てない試合が続いたが、勝ち点を取れたときは嬉しい気持ちもあった。しかし、1部で勝ち続けるチームとは何かが違うなと感じた」

ーー主将として、これからのチーム作りはどのように行っていくか
「何もかも今までの当たり前を変えることだと思っている。本当に勝てるチームはどういうものなのか。どういう組織なのか。野球の技術の向上はもちろんだが、それだけでなく、野球以外の私生活から見直していくことが重要だと考えている。勝つチームは勝つべくして勝っている。そこで負けるチームは何か足りない。それをこの入れ替え戦を通して感じたと思う。監督もこの4月から変わり、今駒澤は大きく変わろうとしている。その変化を恐れることなく、新しく強いチームに生まれ変わるために、その第一歩を踏み出せるようにすることが、今一番必要なことだと考えている。その一歩を全員が正しい方向に踏み出せるように導いていくことが、今私が主将としてやるべきことだと考えている」

ーー1部復帰のために、どのようなことを行っていくか
「選手全員の意識、考え方を大きく変えることだと思っている。1部に残留することを考えるのではなく、1部で優勝できるチームはどういうチームなのか、どんな取り組みが必要なのか、それを考える力をつけることと、その考えをもって練習に取り組むこと。どれだけ時間がかかるかは分からないが、逃げずにやること、それが今一番必要なことだと考えている」

ーー秋季リーグの目標は
「もちろん1部に最短復帰すること。4年生にとっては最後のリーグ戦で、なんとしても神宮に戻れるように日々取り組みたい。今秋の入替戦で春季から少しでも変わった駒大を、応援してくれている方々に見せられるようにしたい」

ーー自身の目標は
「春季リーグの初めは、けがもあって、なかなか思うように進まなかったが、空週を挟み後半は試合に出て、チームに貢献することが少しはできたのではないかと思っている。まだまだ結果は物足りないが、秋季は必ずけがなく、全試合スタメンでフルで出続けることを目標にやっていこうと思う」

◆髙井駿丞

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ーー入替戦は1戦目と3戦目に先発登板したが、何か違いはあったか
「特に違いはない。ただ、1戦目と同じようにやろうとしすぎたが故に、相手が狙っていることに気づきながら確信が持てず、『そのままでいける』と勝手に思い込んだことが、結果の違いとして出てしまったと思う」

ーーどのように相手打線を抑えようとしていたか
「打者の特徴を洗い出して、打てないところに徹底的に投げ込むスタイルでやっていこうと話していた」

ーーそのために対策していたことは
「投げ込むにも日にちが少ないので、投げられる時に一球一球の質にこだわって投げていた」

ーー昨秋以来の2部降格となったが
「2部でも1部でも、自分ができることはあまり変わらない。ただ、駒大の野球部や応援してくださる皆様のためにも、秋で1部に上がりたい。この3年半、1部で思う存分野球をさせていただいたので、後輩たちにも神宮でプレーしてもらいたい。だからこそ、自分のできることをやり続け、その結果が1部昇格という形でつながるように、一戦必勝で勝つ覚悟を持って臨む」

ーー1部で戦う中で、通用したと思ったところは
「シーズンを通して投げ続けることができていたこと。離脱せず、けがをせずやり抜けたことは、通用というか、今までとは違ういいものだったと思う」

ーー足りなかったと思うところは
「圧倒的に実力がないところ。球速であったり、変化球であったり、特別いいものがない、ただの平均的な投手という感じだった」

ーー1部復帰のために、どのようなことを行っていくか
「とにかく練習。自信をもって、一切の雑念なく一試合ずつ臨むためにも、毎日の練習で何をして行くのか目標を持って取り組んでいくこと」

ーー秋季リーグの目標は
「1部昇格」

ーー自身の目標は
「とにかく一番はイニングを投げたい。タイトルよりも何よりもイニングを消費できる投手になれば、結果も自ずとついてくるし、自分の自信にもつながると思う」

執筆者:澁谷海衣

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